規 矩 準 縄

森本建築のスタッフが日常をお届けしています(^^♪

カテゴリ: 豆知識

桜の見ごろもピークを越えました。
ここ数日の強い風で散ってしまいそう。


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今日はタイトル通りです、柳の木のお話。
 

小さなころ、幽霊の話や挿絵には柳がつきもので
柳の木=怖い印象でした。
(今の子たちはあまり知らないのかな…?)
 

なぜ幽霊と柳はセットにされるのでしょうか?
ふと疑問に思い、調べてみました。


中国の古い考え方で、物事には「陰」と「陽」があるとされています。

ご存知の通り、「白」と「黒」、「月」と「太陽」、「光」と「闇」などなど…


「柳」は、木へんに「卯」と書きます。
「卯」は、東は日の昇る陽(東)の方角。
そして柳は冬から春へ勢い良く芽吹く生命力あふれる木です。

つまり、柳の木は「陽」の性質にあたるお目出度い木です。

(そういえばお正月に使うのも“柳箸” ですよね)


そして、幽霊は「陰」。

「陰」の幽霊は「陽」の柳と相性がよく、柳の木の下に出没するのだそうです。




ちなみにいまがシーズンの桜の木は、意外にも「陰」の木です。

桜の下で陽気に賑やかにお花見をするのは「陰」と「陽」が相殺されるので良いこと。
道理にかなっているということらしい…(という酒飲み達の大義名分になりそうです)

 


「陰」の木の近くには「陽」の木も植えられて
その空間の気をうまく中和させ、バランスが保たれているとかいないとか。

(うちの前はびしーっと桜並木なんですが…大丈夫?)


公園や街を散歩するときは、植林の配置を気を付けて見てみると
面白いかもしれません。



ちあき


 


まだまだ花粉症の影響を受けている昨今。
杉の木のお話を少し。

杉


杉の木は他の針葉樹に比べて成長が早く、乾燥させると軽くなり、加工しやすいのが特徴。
建築材としてもよく使われます。


奈良・正倉院の宝物は杉の木の入れ物に保存されていました。
杉には、調温作用、調湿作用はもちろん、オゾンや二酸化窒素など宝物を劣化させるような物質を吸着してくれる機能があることが最近の研究で証明されています。


杉の木は、ほかの木に比べて まっすぐ太く空へと伸びて成長します。
古来から神様は高天原(たかまがはら)から地上界に 杉の木を伝って降臨してくると伝えられてきました。

また、スサノオノミコトが唐の国に出向いた時、木がなければ舟も作れないだろうと言って、自分の体毛を抜いて植えました。その体毛が杉の木になったと語り継がれています。


杉の木がなければ神様は降りてこられない。
天界と地上の橋渡しをしていると考えられているんですね。

神社がよく杉の木で囲まれているのも その為??
そう思うと、花粉症もすこしは我慢できる‥‥はず。


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ちあき
 

京都へ。

京都は「平成の太子講」に参加させていただきました。

全国各地から、家づくりに携わる方々が集まりました。


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松尾大社境外の月讀神社にて、ご祈祷いただき
その後、神主さんが月讀神社・松尾大社境内の案内をしてくださいました。





普段、「うちのお客さまを、うちの会社を、うちの職人を…」と考えることは多いですが
こうやって同業他社さんや関連の職人さんが集まることの意味を改めて考えさせられました。

地域がいまどんな状態で、どんな課題を抱えていて、そのために〝わたしたち職人衆〟ができることとは…?


知識を共有して、知恵を絞って、受け継ぎ 次世代育てること。
1人ではなかなか成果を出せないことで案外も、志を同じくして取り組む仲間がいたら なんでもできてしまうような気がします。


今日は貴重な体験を、どうもありがとうございました。



ちあき

先日小浜の山川登美子記念館さんにお邪魔した時に目にして
ずっと気になっているもの。欲しいもの。

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階段(箱)箪笥。
主に関西、町家で使用されてきた箪笥です。


 
一般の人々が和箪笥に触れることが出来るようになるのは江戸時代末期以降で、それまで和箪笥を持つのは貴族や武将などの上流階級に位置している人々でした。

質素な暮らしをしていた庶民は、替えの服をたくさん持っていなかったため、つづらや長持に衣類を収納していたそうです。

箪笥を使用している家庭は生活に余裕がある家。
箪笥は豊かさの象徴でした。


しかし最近では、洋風のクローゼットが定着し、箪笥や収納家具を置かない家が多くなっています。
自宅とは離れたところでレンタルボックスを貸し出すサービスも増えています。
 
 
福井は越前箪笥が有名で、山口さんという職人さんが越前箪笥の伝統を受け継ぎながら「越前箪笥のキャリーバッグ」というような新しい商品を生み出しておられます。
(びっくりしてほしいので、ぜひぜひ検索してください)


「箪笥というと、重くて大きくてひとりで持ち運べない!」
という固定概念が払拭される、新しく面白い品物です。


時代とともに廃れるものもあれば、新しい価値を見出され、生まれ変わるものもあります。

「最近あれ、見んようになったなぁ…」なんてのものも、姿を変えて、案外身近なところにあるのかも知れません。


ちあき 

「久しぶりに朝のウォーキングをするぞ!」


と、昨夜張り切って 眠りについたのですが
朝起きたら激しいアラレ。地面は真っ白

散歩は断念して、朝から洗濯槽のお掃除をしました。

洗濯槽にお湯をはり、酸素系漂白剤を漬け込み、洗濯機を回し
本体の細かい部分は歯ブラシで擦り…

朝5時から寒い中腕まくりして、一体なにやってんだろうとも思いましたが
ずっと掃除したかった場所なので気持ちもスッキリです

本当は1~2ヶ月に一度、定期的に掃除するのが良いそうです。
(サボりまくりな我が家。)



お風呂や脱衣場は湿度が高く、カビが発生しやすい環境です。
冬の間は窓を閉め切ることが多いので尚更。

いつもは見逃しがちな場所も 時間をみつけてお手入れして
気持ちよい春を迎えたいですね




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ちあき 

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