2017年08月
【お知らせ】水まわりフェア
迎賓館へ
東京から帰ってきました。
今回の目的は「迎賓館赤坂離宮」
8月11日から8月29日の期間中は藤田嗣治さんの天井画6点が
特別公開されるということで。
以前抽選に申し込んだ結果、当選したのでした。
そんなわけでお休みをいただき、東京まで観覧に行ってきました。
建物に入るには、手荷物の検査、セキュリティチェック、(持っている飲み物も警備員さんの前で一口飲まなければならない)があります。
国家元首や政府のトップや王族など 国の賓客をお迎えする施設というだけあって豪華絢爛。
赤絨毯の上を歩かせていただき、見上げると天井画や彫刻、シャンデリア。
(たぶん 始終、口が開いていたと思います)
迎賓館にお招きいただくことはまずないと思うので
素敵な経験をさせていただきました……。
建物の内部は撮影禁止です。外から1枚。
蒙霧升降
見えてくるもの
街中をボケっと歩いているからなのか、暇そうに見えるのか
海外からの観光客の方によく声をかけられたり道を聞かれたりします。
カタコトの英語(それも日本語混ざりの…)でなんとか返事をするのですが
海外の方々とお話するとき、わたしも日本の精神や文化に気づかされます。
先日京都で出会ったスイス出身の留学生。
大阪、京都、東京と、転々と渡り歩きながら日本を巡っていて
特に日本の和風建築がとても面白い!と言っていました。
狭く四角い畳敷きの和室に 小さなテーブル。
寝るときはテーブルを立て掛けて、布団を敷いて。
そんな日本人の生活が慎ましくて、とてもクールだ!と。
(写真は26年竣工K様邸)
それから、手を合わせて「いただきます」「ごちそうさまでした」
これもヨーロッパではあまりない風習だそうです。
「その動作、その言葉はどういう意味?」と聞かれても、いざ説明するのってとても難しい。
そういえば私の通っていた名田庄中学校では、給食の時間に
毎回 全校生徒で誓願するという習慣がありました。
“ 天地一切の恵みと
これをつくられた人々のご苦労を感謝致します。
いただきます ” と。
普段あたりまえのようにしていること。
そこに込められた意味をうまく表現できる力が欲しいなぁと思う今日この頃です。