規 矩 準 縄

森本建築のスタッフが日常をお届けしています(^^♪

昨日は、おおい町にて空き家見学ツアーを開催いたしました。
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新しい住まい手を探している3件の空き家と、空き家からシェアオフィスに生まれ変わった古民家、そして、移住お試し住宅の「やまぼうし住宅」の5件を見学して回りました。

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ツアーでは建物の所有者・管理者の方にも立ち会っていただくので、家の歴史や周辺環境、地域の事なども直接お話を伺うことができます。


今回は町外からの参加者さんもおられ
「写真や観光パンフレットではわからないようなこと、その地域の雰囲気や 建物の造り・日当たりも知れて良かった」と感想をいただきました。

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↑三森にある「やまぼうし住宅」です。この建物を借りて、おおい町の生活をお試しすることができます。


どの自治体でも空き家対策が課題になっていますが
時代や環境の変化によって空き家がうまれてしまうのはある意味仕方のないことです。
大切なのは、その後 適切に管理すること・次に使ってくれる人を見つけることです。


「もう古い家だから借り手なんて見つからない」「もしかしたら今後も使うかもしれないから…」と、なかなか家を手離せずにいる方も多いと思います。一方で、「空き家を活用したい。探しています!」という方もたくさんおられます。

そして、新しい家/古い家、広い家/狭い家、町なか/辺鄙な場所…など 建物や環境のどこに魅力を感じるかも人それぞれです。


少しずつでも、空き家の利活用が認知され、地域で住み継がれる家が増えますように…。


見学させていただいた物件の管理者の皆様、ツアーに参加いただいた皆様、どうもありがとうございました

組子細工とは、飛鳥時代から続く、釘や接着剤一切使わずに小さな木片を組み付けていく日本の伝統工芸技術の一つです。

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細くひき割った木に溝・穴・ホゾ加工を施し、カンナやノコギリ、ノミなどで調節しながら1本1本組付けます。

使用する木材が硬すぎても柔らかすぎてもピタリとはまらないため、木の性質と特性を知りつくした熟練の技を必要とします。

木材の種類によって木肌感や色あいに様々な特徴があるので、それらを組み合わせていくことで、繊細な変化を持った図柄を描くことが可能になります。
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木組細工で描ける模様は200を超えると言われ、いまも現代の職人たちによって新しい模様が生み出されているそうです。





今年も【古民家フォト甲子園】が開催されます。

 第7回の今年のテーマは…

【中高生部門(写真)】
 古民家が溶け込む私のまち

【小学生部門(絵画)】
 わたしの好きなまち

 応募期間は4月2日~8月31日。

 詳しくはジャパトラ3月号20ページをご覧ください。
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今年1月からジャパトラの表紙を飾っているのはすべて
古民家フォト甲子園の応募作品です。

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子どもたちの目に映る、日本各地の美しい風景。
毎月の表紙もぜひチェックしてくださいね。


ようやく春らしい、暖かい日差しを感じるようになりました。

先日は本郷へ、生け花のお稽古に行ってきました。
花材はサンシュユ(山茱萸)。
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早春を代表する花木のひとつで、この時期は黄色い小さな花を咲かせ、秋にはグミのような実がなります。


花のある部屋と花のない部屋にいる人の神経活動を比較したとき、花のある部屋で過ごす人は、交感神経の活動が25%抑えられ、副交感神経の活動が29%高まるという研究結果が出ています。
生花には、わたしたちのストレスを緩和しリラックスさせてくれる効果があるようです。


難しいアレンジではなくても、庭に咲いた花一輪でも、家の中に飾ってみると暮らしが少し明るくなるかもしれません。


人が住まない家はあっという間に劣化してしまうと言われます。

日本家屋は木造住宅が多く、木材や畳などが多く使用されているため、空気の入れ替わりが家にとって大変重要です。人が住んでいる家では、窓の開け閉めや換気扇の利用・人の出入りによって、日々自然に空気の入れ替えが行われています。



人の出入りがなく 長期間玄関や窓を締め切った空き家では、湿気が溜まりやすく、カビや木材を劣化させる腐朽菌が繁殖してしまいます。最近の家は気密性に優れているため梅雨の時期や夏場は特に湿気が溜まりやすい状態になります。


また、長期にわたって使われない排水管は錆びついて破損しやすくなります。通水を行わないでいると、排水トラップの水が蒸発して下水の悪臭が上がってくる恐れもあります。



このまま放置すると雨漏りや壁などのひび割れが起き、構造部がさらに腐り、動物が侵入したりと、家はどんどん朽ちていってしまいます。



こうした空き家が増え続ける一方で、最近では空き家活用のニュースもたくさん耳にするようになりました。


ここ若狭地方でも、空き家が福祉施設やシェアオフィス、古民家カフェといった地域の人の交流の場に生まれ変わったりと、個々の住まい以外にも様々な活用のされ方をしています。


今年度は3月におおい町にて空き家見学ツアーを開催します。
町内の空き家をバスでめぐり、実際に家の中を見学していただけるツアーです。
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家をお探しの方、空き家を譲りたい・管理に困っている方にご縁がありますように。


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