規 矩 準 縄

森本建築のスタッフが日常をお届けしています(^^♪

木を伐採にするのに適した季節は、一般的には冬とされています。


冬になると、樹木は成長を休止し、樹体内に含む水分を減らすことで低温による凍結を防ぎます。そうして木の内部の水分が抜けるため木の重量が軽くなって伐採しやすくなるのです。

また冬の時期の木は密度が高くなるため、建材としても役に立ちます。

(落葉樹は、冬には葉を落とすので伐採現場の見晴らしがよく、安全に作業を行えるのも利点だそうです)


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一方、古い言い伝えで、「木六、竹八、塀十郎」という言葉もあります。


木六(きろく)とは、木を切る最適な時期は旧暦で6月
竹八(たけはち)とは、竹を切るには旧暦の8月

塀(へいじゅうろう)を塗るのは10月が最適であることを示しています。


江戸時代前期の法隆寺工匠・平政隆が書き記した、現存する最古(約500年前)の建築書「愚子見記(ぐしけんき)」には「竹ハ八月ノ闇ニ切テ良シ」と書かれています。

ここでいう「闇」とは新月のことです。


日本の神社仏閣などの木造建築物などは「闇伐りの木」、つまり新月に伐採された木が使われていると伝えられています。

建材としては新月伐採が良いという科学的根拠は残念ながら無いようなのですが、“これから月が光に満ちていく・「始まり」” の新月に 昔の人は今後の発展を願ったり、縁起を担いだりしたのでしょうか。


花粉症の方には辛い季節がやってきます。

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スギの花粉の直径は0.032mm(約30分の1ミリメートル)と非常に小さく、重さは12ナノグラム(約1億分の1グラム)。これがたくさん集まって、黄色く見えるのです。


・ 晴れて、気温がグッと上がる日
・ 空気が乾燥していて風が強い日
・ 雨上がりの翌日や、気温の高い日が数日続いたあと

上記のような日は特に、花粉の飛散量が増えるので要注意です。



杉は建築材料として とても重宝されています。

杉は北は函館から南は屋久島まで幅広く分布しており、真っすぐ伸びて成長が早いということで、戦後最もたくさん植林された木です。日本面積の約12%に杉が植わっています。

細胞の空隙が比較的多いため比重が小さく、それゆえに軽く柔らかで、乾燥後に加工しやすいのが特徴です。

杉の木のてっぺんがとがっているものは若い木、成長の衰えたものは先が円くなって卵形に近くなるそうですよ。



ベランダ、バルコニー、テラス。
どれも似たような形状ですが、違いをご存知ですか?



ベランダは

建物から外面に張り出した屋根のあるスペースのこと。


バルコニーは

2階以上の、建物から外に張り出した部分のことで、屋根のない手すり付きの台のこと。


そしてテラスは

建物の1階部分から、床と同じ高さで庭や街路に向けて張り出したスペースのこと。


と、区別されているようです。


また、パーゴラというものもあります。

住宅の軒先や庭に設ける、つる性の植物を絡ませる木材などで組んだ棚のことで、藤棚がこれにあたります。

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となりのトトロのサツキとメイの家に設置されているのもパーゴラです。

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サツキとメイの家は和洋折衷の文化住宅で、日本の伝統的な家屋に、白い壁の洋風の2階建てが附設されているという、ちょっと変わった造り。

昭和初期に別荘として建てられたこの住宅を、草壁家が借りて暮らしはじめる、という設定のようです。

草壁家が引っ越した当時はマックロクロスケが現れるほどのススだらけの空き家でした。

日本の住宅には欠かせない、瓦。
瓦が日本に伝えられたのは、588年ごろのことです。


百済からお寺を作る技術者、寺工(てらたくみ)と一緒に、瓦博士である麻奈父、奴陽貴、文陵貴、文昔麻帝弥の四人が渡来したという記述が日本書紀に残されています。


日本で最初に瓦が使用された建物は、蘇我馬子が建てた法興寺(飛鳥寺)です。

596年に完成し、その後、遷都に伴って710年に平城京(現在の奈良市)に移転され、元興寺と名前を変えて今も現存しています。



ここ若狭でも瓦の製造が行われていました。
若狭瓦の生産が本格的に行われるようになったのは江戸時代の初期で、小浜城築城の頃からだと考えられています。

若狭瓦は、だるま窯という独特の窯でいぶし焼きにして造られます。特に相生から口田縄地域にかけては、良質な粘土が採れ、河川沿いで川舟運搬に適していた為、若狭瓦はこの地の代表的な産業として栄えていました。

しかし住宅産業の変化や後継者不足により、残念ながら2010年に生産が終了してしまいました。





北海道小樽市の指定歴史的建造物の中にも若狭瓦が用いられていたようです。
旧名取高三郎商店の大棟鬼瓦に刻まれた「瓦製造商/若狭遠敷郡口名田村/四方吉次郎」の文字。
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歴史的建造物の瓦の葺き替え工事の際にこの刻印が見つかったとのことです。



若狭で焼かれた瓦が北前船に載って、遠く北海道にまで届けられていました。
寒さが厳しい北海道で活躍するほど、若狭瓦は耐久性に優れた良質な瓦だったのでしょう。


大寒らしく、雪が降り続いています。

現在の中名田工場から。
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まだうっすらと積もっている程度ですが
明日の朝が心配です。 


雪や凍結による事故が増える時期ですが、屋内でも注意が必要です。
気温差により血圧が急変動し人体に悪影響を及ぼすヒートショックが多発します。

脱衣場から浴槽、居間から洗面所など気温差の大きいへの場所の移動の際は
くれぐれもお気を付けください。

脱衣場や洗面所などをあらかじめ暖房器具で温めたり、湯船のフタを開けておいたりと
急激な温度差をなくす工夫してみてくださいね。



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