規 矩 準 縄

森本建築のスタッフが日常をお届けしています(^^♪

自然界は「ゆらぎ」でできていると言われています。



川のせせらぎ、波の音、ろうそくの炎の揺らめく様、木漏れ日や心臓の鼓動。
自然が生みだす、「規則的なようで不規則」なリズムのことを「1/fゆらぎ」と呼びます。

この「1/fゆらぎ」は人間の脳に癒しや心地良さを与える効果があります。



木の木目や年輪も「1/fゆらぎ」にあたります。
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ぼんやり眺めているだけで、なぜだかわからないけどなんとなく落ち着く…
人間の手では造り出せないリズムです。

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(写真:おおい町本郷T様邸より)






西の鯖街道で繋がっている、お隣美山町は「かやぶきの里」として知られています。

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茅という植物はなく、屋根を葺く草の総称のことです。
すすき、葦(ヨシ)、かりやす、かるかや、しまがや、ちがや などのイネ科の多年草が使われます。

茅葺きの家は、夏は涼しく冬は暖かく、吸音性もあり静かという特徴があります。


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屋根の葺き替えは定期的に行われ、昔は村人たちの相互扶助による共同作業で行われていました。
また、葺き替えで不要となった古い茅は肥料として再利用され、無駄のないエコな建築材料でもありました。


茅葺き屋根の文化は、日本だけではありません。

オランダにも
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イギリスにも
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茅葺きの住宅があります。

日本の住宅は木の文化ですが、ヨーロッパは石の文化ですね。


フランスのブリエール地方自然公園には3,000もの茅葺屋根の建物が残っているそうです。
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茅葺き屋根の住宅については
「補修しながら維持するのでお金がかかる」
「この地方の建築様式で窓が小さくて室内が暗いので、住みにくい」
というような否定的な声もあるそうですが、ここの建築家たちは 現代の生活に支障がないように伝統的な家屋を保存する方法・住民たちに納得してもらえる方法を模索しながら茅葺き文化・伝統的な景観を守っているそうです。


最後に、この地方の茅葺き職人さんの、葺き替え作業の様子をひとつ。





山形県寒河江市に、ちょっと変わった畳をつくっている職人さんがおられます。

畳は平らで長方形 という“当たり前”をくつがえすような、その名も【いぐさロール】
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私達がよく知っている一般的な畳の幅は約3尺、約90cm。
この幅を織り上げるには、それよりも長い約110cm~160cmのい草が必要になります。

い草は田んぼで栽培されるのですが、農作物ですので、刈り取った中には畳にするは長さが足りないい草も出てきます。
モノはいいのに使い道のないい草を捨てるのではなく、有効活用しようということで生まれたのがこの【い草ロール】なのだそうです。


材料を無駄にしない心。
日本の文化、技術を新しい発想でカタチにしています。

木を伐採にするのに適した季節は、一般的には冬とされています。


冬になると、樹木は成長を休止し、樹体内に含む水分を減らすことで低温による凍結を防ぎます。そうして木の内部の水分が抜けるため木の重量が軽くなって伐採しやすくなるのです。

また冬の時期の木は密度が高くなるため、建材としても役に立ちます。

(落葉樹は、冬には葉を落とすので伐採現場の見晴らしがよく、安全に作業を行えるのも利点だそうです)


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一方、古い言い伝えで、「木六、竹八、塀十郎」という言葉もあります。


木六(きろく)とは、木を切る最適な時期は旧暦で6月
竹八(たけはち)とは、竹を切るには旧暦の8月

塀(へいじゅうろう)を塗るのは10月が最適であることを示しています。


江戸時代前期の法隆寺工匠・平政隆が書き記した、現存する最古(約500年前)の建築書「愚子見記(ぐしけんき)」には「竹ハ八月ノ闇ニ切テ良シ」と書かれています。

ここでいう「闇」とは新月のことです。


日本の神社仏閣などの木造建築物などは「闇伐りの木」、つまり新月に伐採された木が使われていると伝えられています。

建材としては新月伐採が良いという科学的根拠は残念ながら無いようなのですが、“これから月が光に満ちていく・「始まり」” の新月に 昔の人は今後の発展を願ったり、縁起を担いだりしたのでしょうか。


花粉症の方には辛い季節がやってきます。

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スギの花粉の直径は0.032mm(約30分の1ミリメートル)と非常に小さく、重さは12ナノグラム(約1億分の1グラム)。これがたくさん集まって、黄色く見えるのです。


・ 晴れて、気温がグッと上がる日
・ 空気が乾燥していて風が強い日
・ 雨上がりの翌日や、気温の高い日が数日続いたあと

上記のような日は特に、花粉の飛散量が増えるので要注意です。



杉は建築材料として とても重宝されています。

杉は北は函館から南は屋久島まで幅広く分布しており、真っすぐ伸びて成長が早いということで、戦後最もたくさん植林された木です。日本面積の約12%に杉が植わっています。

細胞の空隙が比較的多いため比重が小さく、それゆえに軽く柔らかで、乾燥後に加工しやすいのが特徴です。

杉の木のてっぺんがとがっているものは若い木、成長の衰えたものは先が円くなって卵形に近くなるそうですよ。



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