規 矩 準 縄

森本建築のスタッフが日常をお届けしています(^^♪

いつの間にか立秋ももう末候です。


夏の思い出の一枚。

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わたしが生け花を習っているおおい町本郷のお寺さんの写真です。


縁側で先生とお話しながら、ふと庭に目をやると…

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これは【仏足石】というそうです。

古代インドでは像を造る習慣がなかったため、こうして
お釈迦さんの足跡を石に堀り信仰の対象としたのだとか。


いつもこの石を横から見ていたので、足が掘ってあるなんて気が付きませんでした。


先生は「この足の大きさやったら、身長は5メートルくらいかなぁ」と仰っていました。

足に描かれている模様は様々、意味も様々だそうです。


今度、ゆっくり眺めてきます。





街中をボケっと歩いているからなのか、暇そうに見えるのか
海外からの観光客の方によく声をかけられたり道を聞かれたりします。

カタコトの英語(それも日本語混ざりの…)でなんとか返事をするのですが
海外の方々とお話するとき、わたしも日本の精神や文化に気づかされます。


先日京都で出会ったスイス出身の留学生。

大阪、京都、東京と、転々と渡り歩きながら日本を巡っていて
特に日本の和風建築がとても面白い!と言っていました。


狭く四角い畳敷きの和室に 小さなテーブル。
寝るときはテーブルを立て掛けて、布団を敷いて。
そんな日本人の生活が慎ましくて、とてもクールだ!と。


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写真は26年竣工K様邸



それから、手を合わせて「いただきます」「ごちそうさまでした」
これもヨーロッパではあまりない風習だそうです。

「その動作、その言葉はどういう意味?」と聞かれても、いざ説明するのってとても難しい。


そういえば私の通っていた名田庄中学校では、給食の時間に
毎回 全校生徒で誓願するという習慣がありました。

“ 天地一切の恵みと
これをつくられた人々のご苦労を感謝致します。
いただきます ”   と。


普段あたりまえのようにしていること。
そこに込められた意味をうまく表現できる力が欲しいなぁと思う今日この頃です。



昨日は、京都府亀岡市へ。
ガレリアかめおかで開かれた「住教育セミナー」にお邪魔させていただきました。


京都では計4回のセミナーを開催されていて、昨日がその最終日でした。


昨日のテーマは…

1)新たな関係づくりとしての実家の片付け
2)くらしにある木
3)くらしとお庭
4)くらしと香り

最後は香道の体験もさせていただきました!
(貴重な香木・香炉を扱うのは緊張しました…)


どれも決して難しい堅苦しいものではなく
日常生活に寄り添うようなお話。


暮らしをいかに快適に愉しむか。
自分の生活を振り返り、はっと気づかされる時間でした。

機会があれば、ひとつひとつのお話を もっとじっくり聞いてみたいです。


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貴重なお時間をどうもありがとうございました


今日から8月!
暑いのでぼちぼちがんばりましょう

気に入って、もう長くずっと使っているお財布。

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よく「それどこの?」と聞かれたり「いいなぁ!」と褒めてもらえます。


姫路から伝わる日本の伝統的な皮革細工で、“文庫革”と呼ばれる技術でつくられているものです。

現在は後継者も少なくなり、墨田区向島の工房で文庫革は造られています。

白くなめした牛革に型押しし、職人さんが一筆一筆手作業で彩色しています。
最後に 漆とまこもの粉で渋みを出す「錆びいれ」をして仕上げます。

まこもとは、イネ科の植物で、古くから住居の屋根や、貴重な食べ物として活用されてきました。出雲大社のおおきな注連縄も、まこもでつくられています。


伝統、と言っても決して古めかしいものではなく、浮世絵の柄からエジプトの壁画の柄まで様々。色もとても鮮やかです。


私が選んだのは鈴の意匠。
鈴は魔除けの意味があるからです。

(ちなみに、鈴の柄の中に じゃれる猫の手が隠されています…)



見ているだけでワクワクする文庫革。

ぜひ一度検索してみてください♪


ちあき


今日は朝から 職人さんたちの後について
おおい町川上の古民家にお邪魔してきました。

去年のおおい町空き家見学ツアーで借り手が見つかったお家です。

とても大きな家で、柱や梁も立派なものが使われています。

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去年ここに見学に来ていた子供たちは「トトロの家みたい!」と言っていました。

わたしはこの家を見たとき、映画「おおかみこどもの雨と雪」に出てくる古民家が思い起こされました。
(実際にモデルとなった古民家は、富山県中新川郡上市町にあるそうです。⇒おおかみこどもの花の家HP


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「クレーンもトラックも無い時代に、昔の人はどうやってこんな大きな木を運んで
この家を建てたんやろなぁ‥」と、お施主さん。

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宅内はところどころ補修した跡も見られます。

いろんな人の手が入り、いままで残ってきた古民家。

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この家の味わいは残しつつ、これから使う人にとって快適にするためには?
皆で意見を出し合います。



顔も名前も知らない職人が建てた家の歴史に携われること。
ワクワクします。



ちあき

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